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「絵を習いたいという人への指導」では、「面」「線」「色」の3つの例があります。子供たちへの「学校の授業」では、教科書や教科書会社の指導書などもあり、文部科学省の学習指導要領の変遷に見る歴史もあって、先生方は、多くの大変な研修を積まれておいでです。
子供たちへの教室の授業では、発達段階や個性の伸展などを勘案して、指導が工夫されますが、楽しい造形活動を用語理解や知識学習への偏りにしないことは、当然の配慮です。
作家志望者への絵の説明なら、課題となるのは、個性発掘と美の主題の把握・表現などになりますが、趣味の初心者へ、「絵を習い親しむ」活動を進める指導の例は、「面」「線」「色」が大切な常識的な学習になります。
これは、平面の画面に描かれる人やモノ・風景などの前後・遠近の形の美しさです。それは、大小に描き分けられる道幅や乗り物・人通りでも見られるし、机上の器物でも、手にする皿や図書などでも、画面の中の空間にある、美しい形のとり方の練習ができることです。
線は、ものの形づくりの比と輪郭や材質の変化の美しさ、表現画材の美しさに感じる、濃やかなセンスと、力強い粘りなどを伝える、大切な要素です。太さ・長さ・濃淡・スピードなどの基本的な学習を重ねて、慣れることで、表現の喜びを味わう一歩を指導します。
色は、画面に画材を塗りならべることで、広い意味では配色ですが、絵の画面では、用途のあるデザインのようには、配色とは言いません。しかし、画面から訴える・伝わる感情では、色の組み方・見方の学習が大変に重要です。色相・明度・彩度の要素の見方・味わい方の学習から、「明・暗」「冴え・くすみ」「強・弱」などの美しさと、自分の画面の表現効果を学習していくことが大切です。
このほか、鑑賞の活動では、古今東西の名画・名作に心を動かされる経験を重ねて、また、身近な作品からも、よさや美しさを味わわせる機会を数多くもち、「美術がより好きになる」多くの人々への指導を工夫して進めていただきたいと願っています。

線(ライン)や色の共通用語、共通認識ができると、作品鑑賞の幅が広がってきます。古今東西のすぐれた美術作品も、友だちの作品も、そして自分の作品も、みなが、同じ言葉で語れるようになるからです。
「線がとっても力強くていいね」とか、「やさしい色合いが魅力だね」「明るくて元気が出る絵だね」などと、共有できる言葉で、どんどんほめてあげてください。

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